『不幸な認知症 幸せな認知症』
「アルツハイマーと認知症ってなにが違うの?」と利用者さんに聞かれたことがあります。実際に認知症の方と関わる機会がなければ、イメージだけが独り歩き、何もできない、暴れる、廃人になるなど、否定的なものばかり浮かびます。わからないと不安ばかりが大きくなります。この本は、認知症って何?治るの?薬でよくなるの?もし自分がなったら、身近な人がそうかもという心配など、「認知症ってよくわからない」と思っている方向けの本です。
誤ったイメージを払拭し、薬のこと、症状、予防とは、どう接すればなど丁寧に書かれています。
認知症軽度と診断された
あなたの脳は95%正常です。
感情面もその場の理解力も問題はありません。
人ときちんと話すこともできますね。
そんなあなたに無理解な人がいたら怒りたくなるでしょう。
その気持ちは十分にわかります。
P65
初期の認知症と進行した認知症ではだいぶ違います。そういう点では人と初期に診断されても95%正常と自分で認識し周りも特別なお世話が必要な何も出来ない人として接しないでくださいと説いています。
認知症って何か知りたい方、自分も年取ったらなるのかという不安のある方、身近な認知症の方とどう接すれながらいいのと思う方にオススメです。