『非正規介護職員ヨボヨボ日記』
50代半ばにて初任者研修を受講し、介護職員になった真山氏の実体験。
関わった利用者さんの様子がリアルに描かれている。著者自身は色々な職業を経験し、社長、オーナーと言われる立場の時もあったが、曰く失敗しハローワークで研修を受け、非正規で介護職員をしているとにこと。「この仕事に生きがいを感じ始めた、なんてことは全くない」とカバー折り返しに書かれています。
排泄介助のリアル、利用者が話し続ける自慢話、利用者から野セクハラにモンスターファミリー。淡々と接している様子に感じられる文体という印象。古参の施設の職員(この人がいないと回らない御局様のため、いじめ、パワハラに行うものの、施設長は注意できない)への不満もリアル。どこでもこういう人がいてみんな辞めていくと言う。ただ、実際の仕事はできる人物で、フォロー的なコメントもあります。
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